NSPA-CPT

NSPA-CPTとはどんな資格なのか

NSPA-CPTは、アメリカやイギリスで20,000人以上のパーソナルトレーナーやコンディショニング・スペシャリストなどを指導・育成した団体「NSPA:National Strength Professionals Association」が承認する、国際的な専門資格です。

NSPAはフィットネスの本場であるアメリカで唯一、ハイインテンシティ・ストレングストレーニング(HIT)や、マニュアルストレングストレーニングといったテクニックの教育を行っている団体であり、海外のフィットネスコンベンションであるIDEAではフィットネス業界の最高位教育団体としても認定されています。

NSPA-CPTはアメリカの認定資格ですが、2004年から日本国内でもライセンステストが開催されており、日本人でも資格取得者が増えています。

また、NSPAが推奨しているHITは、日本では「スロートレーニング」としても知られており、NSPA-CPTは実践的かつ効果的なHIT指導を行えるとして世界的にも注目を集めている資格です。

取得するための方法(条件)

NSPA-CPTの資格を取得するためには、まず団体認定の資格取得コースに参加して基礎講習(2日)と最終講習(1日)を修了後、認定テストに合格する必要があります。

認定テストに合格した人は「仮認定者」となり、改めて認定登録手続きを行うことで、NSPA-CPTの資格を取得できます。

また、資格を取得してからも、資格所有期間中にNSPA ASIA指定のセミナーなどへ出席して継続学習単位(CEU)10単位を取得した上で、資格の更新の手続きを行わなければなりません。 なお、未経験者や基礎知識に不安のある人を対象にして、任意参加のプレ基礎講習会も開講されています。

認定試験の内容

費用

一般価格(消費税8%込価格)
学生価格(専門学校・大学等に就学中の者が対象)
認定登録料
フォローアップ講習会
資格更新料

難易度

NSPA-CPTでは、基礎知識に不安がある場合はプレ基礎講習会へ参加することでよりじっくりと学習することが可能です。そのため、まだ資格取得を持っていない人やこれからプロのパーソナルトレーナーとして活躍していきたいと考えている人であっても、講習で真面目に取り組むことで合格の可能性は高められるでしょう。 ただし、実技テストがあるため、ある程度の運動経験は求められると考えられます。

活躍の場

NSPA-CPTはフィットネス大国のアメリカや諸外国でも高い人気を持つ専門資格であり、実践的なトレーニング指導を行えるため、様々なフィットネスジムやパーソナルトレーナーとして個人で開業したい人にとって魅力的です。

必要性

パーソナルトレーナーとして開業する上で、NSPA-CPTは絶対に取得が必要な資格ではありません。しかし、知識だけでなく実践的な指導者として客観的に認められた証は、パーソナルトレーナーとしての魅力や強みをアピールしていく上で有効です。