パーソナルトレーナーになれない年齢はある?

パーソナルトレーナーになりたいと考えている方の年齢層は場は広いかと思います。少し年齢層が高くなると、これからパーソナルトレーナーになっても間に合うのかと心配になる方も少なくないはず。そこで今回は、パーソナルトレーナーに年齢が関係あるのかという点を見ていきます。

パーソナルトレーナーに年齢は関係ないと言える理由

結論から言うと、「パーソナルトレーナーに年齢は関係ありません」。パーソナルトレーナースクールに通おうとしている方の年齢層は様々で、若い方から、すでに社会人として働いている方もいます。しかし、年齢層が高い方であれば、これからパーソナルトレーナーのスクールに通っても、間に合うのかと心配になる方も多いでしょう。

もちろん若い人の方が、身体も若いので、身体を鍛えるのには適しているかもしれません。それでも上の世代の方であっても、健康意識を持っていることから、パーソナルトレーナーとして働くことは可能です。

パーソナルトレーナーは、競技として行うものではありません。トレーニングに興味を持っていたり、悩みを抱えているクライアントにアドバイスをして、トレーニングメニューを提案していくことが主な業務になります。それで、健康に気を配っている人であれば、年齢に関係なくパーソナルトレーナーとして働くことができるのです。むしろ若い方よりも、時間をかけて培った知識が武器になるといっても過言ではありません。

年齢が高くなると健康意識が高くなる

年齢層に関係なく、パーソナルトレーナーとして働ける理由として、クライアントの悩みを理解してあげやすくなることです。例えば、若い世代の方が、四十肩になったり、痩せなくなったという悩みは聞いても現実味があるものではありません。

若い時であれば、新陳代謝もよく、身体や関節の痛みなどとは無縁だからです。しかし、年を重ねていき、30代に入っていくと現実の悩みをとして直面することになります。クライアントも同じで、社会人として働きながら、身体の悩みを抱えてトレーニングに励もうとしているのです。

若い時であれば、自己流でトレーニングをしても、ある程度の結果を出すことができたかもしれません。しかし年齢を重ねた今は、怪我のリスクを考慮しながら、効果的なトレーニングをしようとしています。まさにパーソナルトレーナーを必要としているクライアントと同じ悩みを抱えているのです。

高齢化社会が進むにつれて、ダイエットをして健康をキープするという共通の意識や経験をしているので、パーソナルトレーナーとして必要な素質を持っていると言えるでしょう。

年齢に関係なくパーソナルトレーナーのスクールに通える

もちろん年齢層が高い方だけでなく、若い世代であればパーソナルトレーナーになるのに有利な状況にあるでしょう。しかし、パーソナルトレーナーになるには、気合だけでなく努力も求められる職業です。なぜそう言えるのか、見ていきましょう。

知識を蓄えることでパーソナルトレーナーに近づける

パーソナルトレーナーは国家資格ではありません。資格がなくても、未経験であっても仕事ができますが、専門職であると言えます。なぜならば、ジムに来てトレーニングを受けたいクライアントは、運動の初心者の事も多いためです。

何年も運動をしていなかった人が、健康を意識して運動をスタートさせたということもあるでしょう。また学生の頃は運動部に入っていなくても、健康の問題を抱えたので、運動に意識が向いたという方もいます。

パーソナルトレーナーを目指そうとしているなら、重いバーベルをどのように持ってトレーニングをするのか知っているでしょう。しかし、完全に初心者のクライアントにどのように持ってもらうと、怪我なくトレーニングできるでしょうか?それはカウンセリングをして、現在の身体の状態を知ることからスタートします。

骨盤や姿勢の歪み、筋力レベル、マッサージで筋肉を緩和させることなど、カウンセリングで得た情報を元に準備運動や適切なメニューを決める必要があるのです。

もちろん食事制限も必要になりますが、いきなり減量食にしても、クライアントのストレスが溜まることでしょう。一時は減量に成功しても、リバウンドしてしまいます。お酒を飲むのが好きなクライアント、スナック菓子を食べるのが好きなどと食のこだわりや好みは異なるものです。


好みは尊重しながらも、必要なポイントを守ってもらい、減量の結果を出すには膨大な知識が必要です。どのポイントを守ってもらえば、どの部分は妥協できるのか、結果を出すためには、膨大は知識を蓄えておくことが求められます。

正しい知識を取り入れるにはスクールに通おう

ただ単に、知識を取り入れるだけであれば、参考書を元にして独学で勉強することも可能です。しかし結果を出すためには、経験を元にした知識や分かりやすく教えるためのポイントを知っておく必要があるでしょう。

そこで、パーソナルトレーナーの育成をしているスクールに通うことは一番の近道となります。新しい知識を効率よく学べるだけでなく、正しく教えられたり、アドバイスできるパーソナルトレーナーになれることでしょう。

パーソナルトレーナーになるならどの学校に通う?

パーソナルトレーナーになるには、2通りあります。大学や専門学校でトレーニングについて学ぶ方法と、パーソナルトレーナーのためのスクールに通う方法です。年齢に合わせてどのようにスクールに通うのか変えられるでしょう。

進学の時期なら大学か専門学校

これから、大学に進学するか、専門学校に進学するのか考えているなら、体育系の学部がある専門学校や大学が選択肢に入るでしょう。パーソナルトレーナーとして欲しい資格には、大学卒業が条件になっているものもあります。学歴の観点からも、専門学校や大学は良い選択肢になるでしょう。

大学の場合には、大学卒になることや一般教養が含まれているので、卒業後の進路の幅が広くなるでしょう。パーソナルトレーナー以外の進路も考慮できる可能性があります。

それに対して、専門学校の場合には専門的な学習に特化していることから、パーソナルトレーナーへの近道となるでしょう。必要な知識も取り入れながら、パーソナルトレーナーに必要な経験も修得できる特徴があります。

卒業後の進路も考えながら、大学にするのか専門学校にするのか選択しましょう。

社会人ならパーソナルトレーナースクール

すでに社会人として働いている方の場合には、大学や専門学校に通うことは難しいでしょう。通っている間は収入がない状態ですので、長期間通学するのは難しく、実質的に不可能です。そこで考えられる方法として、パーソナルトレーナー養成をしているスクールに通うことです。

パーソナルトレーナーのブームに合わせて、複数のパーソナルトレーナースクールがありますが、中でもしっかりとしたカリキュラムがあるスクールがあります。例えば、現役のパーソナルトレーナーが知識を教えてくれる内容になっていたり、カウンセリングや集客の方法も教えてくれたりします。

パーソナルトレーナーに必要な知識だけでなく、卒業後に必要な知識も教えてくれるパーソナルトレーナー養成スクールもありますので、実際に開業していくのに参考になる情報が多いでしょう。


他にも、資格取得支援があり、確実に取得したい資格を手にすることができたり、ジムへの就職斡旋がある場合もあります。パーソナルトレーナーに必要な資格と知識を取得するだけでなく、卒業後のフォローもある学校もあるのです。

明確にパーソナルトレーナーになりたいという希望があるなら、働きながら通えて、パーソナルトレーナーに必要なスキルを学べるスクールがおすすめです。どのスクールに通うのかによって、学べるスキルや卒業後のフォローが異なりますので、慎重にスクール選びをすることをおすすめします。

まとめ

パーソナルトレーナーに年齢が関係しているのかというと、そうではないと言えることができます。パーソナルトレーナーは体力が一番と思いがちですが、大切なのはクライアントの悩みに応えることです。豊富な知識を取り入れることで、パーソナルトレーナーとして確実にクライアントの悩みに応えることができ、実力のあるパーソナルトレーナーになれるでしょう。