ここでは、パーソナルトレーナーが留学する理由や費用、必要な知識についてご紹介します。
パーソナルトレーナーを目指す人やスキルアップを目指す人に、留学という選択肢があります。なぜ留学を考えるのか、留学するのであればどこがよいのかについて見てみましょう。
近年、日本ではパーソナルトレーナーのニーズが高まってきています。そのため、パーソナルトレーナーを目指す人も増えてきており、同時に、高いスキルを身につけようと考える人も多くなっているというのが実情です。
一方、プロのアスリートを多く輩出し、ダイエットの需要が高いアメリカは、パーソナルトレーナーの先進国と言えます。パーソナルトレーナーとしての技術や知識、経験だけでなく、新しい設備についても学べるでしょう。
そのため、スキルアップや資格取得のための留学先として一番選ばれるのがアメリカです。アメリカ以外の留学先としては、オーストラリアなどもあります。
一流アスリートのコーチングや、ケガをした時のリハビリ、スキルアップ、栄養管理など全てを任されるパーソナルトレーナー。その中で有名な資格が、NATAアスレチックトレーナーです。プロのスポーツ界でトップアスリートにつくパーソナルトレーナーは、ほぼこの資格を有しています。
アメリカの大学でしか取得できない資格のため、留学して資格取得を目指すのが一番の近道。とは言え、NATAアスレチックトレーナーの資格を取得するために大学で学ぶ場合は、最低でも4年が留学期間となります。また、アメリカのトレーナー養成スクールで学ぶのであれば、期間留学は半年から1年ですむことも。ほかに、新しい設備や技術だけを学ぶ場合や、大学での見学等であれば、1週間程度の短期留学でも可能です。
では、留学に行く前に身につけておくべき知識や、かかる費用についてはどうでしょうか。
留学をするのであれば、語学力は必須です。日常会話だけでなく、パーソナルトレーナー専門用語やビジネス英語、クライアントとのコミュニケーション英語を、会話として使いこなせる必要があります。大学へ通ってNATAアスレチックトレーナーの資格取得を目指すのであれば、TOEFLのスコア61以上は必要。授業の内容が分からなければ、留学の意味もなくなってしまうからです。
留学の前にTOEFLのテストを受けて確認しておいた方がよいでしょう。
アメリカの大学へ4年間通う場合、費用の目安は以下の通りです。
往復エアチケット | 20万円~30万円 |
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4年間の学費 | 800万円~1200万円(年200万円~300万円) |
4年間の家賃 | 約390万円(月8万円) |
4年間の生活費 | 約500万円(月10万円程度として) |
学費は通う学校によって、家賃は住む場所によってそれぞれ異なることを念頭に置いてください。費用的に一人暮らしが難しい場合は、ルームシェアという選択肢もあります。まずは、初期費用として300~400万円程度は準備しておくと安心です。
もちろん、留学期間をより短く設定したり、短期のスポット留学を選択したりすれば、費用は抑えられます。しかし、1週間程度の短期集中型の留学であっても、100万円程度はかかると思っておいて間違いないでしょう。
求められる語学力や費用が想像以上に高く、留学に難しさを感じた人もいるのではないでしょうか。しかし、パーソナルトレーナーとしてスキルアップする方法は留学だけではありません。国内のパーソナルトレーナー養成スクールにも、現役アスリートや第一線で活躍するパーソナルトレーナーを講師に迎え、本当に必要な知識や高い技術を教えてくれるところがあります。
国内のスクールであれば語学力は必要ありませんし、学費も学ぶ期間も留学とは比べものになりません。未経験から始められて就職にも強いのが、国内スクールのメリットです。留学に迷っている人は、国内のスクールを検討してみるのがおすすめです。