ここでは代表的なパーソナルトレーナー向け資格取得にかかる費用について解説しています。
パーソナルトレーナー資格取得のための費用の範囲をどこまで見るかによって異なりますが、まずは養成スクールや専門学校の学費は除いた受験料や資格登録料、教材費を中心に説明しましょう。
資格にもいろいろ種類がありますが、パーソナルトレーナー向けとして知られる4つの資格の取得費用は以下の通りです。
受験方法にはダイレクトコース、ゼミコース、WEBコースの3つが用意されています。
現場での指導経験があり知識・技術を身につけた人が直接受験するコースです。
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合計:72,500円
指導経験がなく養成講座を受講してから受験するコースです。
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合計:168,500円
指導経験がなくネット通信講座を受講してから受験するコースです。
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合計:107,500円
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合計:155,400円
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合計:21,000円
JSPO-AT(旧JASA-AT)について詳しく知りたい方はこちら
養成スクールや学校の授業料を除いて未経験でも10万円以下で取得できるパーソナルトレーナー向け資格としてはNSCA-CPT、JHCA-FCがあります。
全米エクササイズ&コンディショニング協会(NSCA)が認可するパーソナルトレーナーの資格でフィットネス業界で最もよく知られています。幅広い層にトレーニング指導を行うため医学的、運動生理学的な知識やトレーニングの指導技術が求められます。
受験するためにはNSCA会員である必要があります。以下は年会費。
日本ホリスティックコンディショニング協会(JHCA)が認定するフィジカルコンディショナーの資格です。資格取得のために受講する講習会ではストレッチ・トレーニング・バランスのテクニックを学び、専門的なコンディショニング方法を身につけます。
受験するためにはJHCA会員である必要があります。以下は年会費。
この中でパーソナルトレーナー専門資格として知名度も高く、取得しておくと就職時にも有効と考えられるのはNSCA-CPTです。費用対効果で資格取得を目指すのであれば、NSCA-CPTの取得を目標とする養成スクールに通うのがよいでしょう。
主催団体が発行している公式テキストの中古品は、ネット上で多く取引されています。パーソナルトレーナーの試験勉強の一環として、これら中古品を入手してみることは、決して悪いことではありません。
ただし注意点が一つ。中古で購入した公式テキスト「のみ」で勉強しても、受験資格を与えられないことがある点です。
NESTA-PFTを主催しているNESTAジャパンでは、受験資格の一つに「NESTAジャパンを通じて公式テキストを購入する」との規定を設けています。つまり、NESTAジャパン以外のサイトから公式テキストを購入しても、受験資格を与えられないということです。
簡単にバレます。
当然ですが、資格の主催団体は、公式テキストを購入した人の履歴をすべて握っています。受験申請をしてきた人の個人情報と、過去の公式テキストの購入履歴とを照合すれば、その人の受験資格の有無を簡単に判別することができます。
中古の公式テキストのみで受験を試みる方は、将来的な受験資格への影響も考慮しつつ、あくまでも自己責任の原則を貫いてください。
独学で試験勉強をすることが苦手だ、という方もいることでしょう。そのような方には、以下のいずれかの方法をお勧めします。
資格の主催団体では、目的を試験合格に特化した講座を開講しています。講座を受けても、体系的な知識や技術を得られるわけではありませんが、試験そのものの合格可能性は上がることでしょう。
パーソナルトレーナー向けの講座を用意している専門学校や体育系大学があります。すでに社会人の人や、別の専門学校や大学に通っている人には難しい方法ですが、まだ中高生であれば検討してみても良い選択肢です。
週1回、半年ほどの通学を経てパーソナルトレーナーの資格取得を目指す方法です。ほとんどの講座は休日に開講されているため、社会人や大学生なでも無理なく通学できることでしょう。 確実な知識と技術を身に付けながら資格の合格を目指す、とても現実的な方法です。中には、就職支援も行っているパーソナルトレーナー養成スクールもあります。