「ジャパン・アスレチック・トレーナーズ協会」の認定トレーナーであるJATAC-ATCとは?その取得方法や将来性を紹介します。
JATAC-ATC とは、「ジャパン・アスレチック・トレーナーズ協会」の認定トレーナーのことをさします。このJATAC-ATC は、資格というよりも称号に近く、ジャパン・アスレチック・トレーナーズ協会の正会員として登録することで名乗れます。
ジャパン・アスレチック・トレーナーズ協会は、一般会員・正会員・特別会員で構成されています。一般会員については、協会の活動に参加、または支持している人であれば誰でも入会が可能です。
また、特別会員については、「アスレチック・トレーナーに関する学識経験者」となっており、実務経験や功績がある場合に認められる会員です。まずは、一般会員として登録し、正会員になるための準備をしていきましょう。
「JATAC-ATC」 を名乗るには「ジャパン・アスレチック・トレーナーズ協会」の正会員になる必要があります。ところがこの、正会員になるには他の資格などが必要なので、名乗れる人は限られてきます。資格を取得できたら、あとは協会に申請して登録すれば、JATAC-ATC を名乗ることができます。
J JATAC-ATC になるためには、いくつかのパターンがあります。現状持っている資格により、講習が必要なもの、不要なもの、免除される講習があるものなど、正会員になるために必要な事が変わってきます。
まず1つ目のパターンとして以下の2つの資格のどちらかを持っていることが条件となります。
この資格がない場合は、2つ目のパターン、以下の資格と、協会認定の講習を受けることで正会員になる事が可能です。
これらの資格を持っていない場合でも、2年制以上の「スポーツ科学」系専門学校や大学・大学院を卒業して協会が認定する「臨床医学系専門科目の単位」と「スポーツ科学分野の単位」を取得していれば正会員として登録が可能です。
ジャパン・アスレチック・トレーナーズ協会の正会員になるために講習を受ける必要がある場合、いくつかの方法で講習を受け、正会員資格を取得することができます。
この講習会は、全部合わせて69単位あり、「スポーツ医学」「スポーツ科学A」「スポーツ科学B」「研究討議」の4分野に分かれています。
またこの講習については、大学の体育学部卒業・スポーツ系指導者やトレーナー資格などを所持していれば、一部免除される事もあるので、協会に問い合わせてみると良いでしょう。
JATAC-ATC資格取得が目指せる
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JATAC-ATC は、ジャパン・アスレチック・トレーナーズ協会への入会で得られるので、試験のように合格率などはありませんが、その難易度は現状の資格によって変わってきます。体育系の学科を卒業しているなど、すでに必要な資格を持っていて講習を受けるだけであれば、時間はかかりますが入会する事は難しくはありません。
ただ今現状で何もないようであれば、他の資格を取得するところから始まるので、難易度はグッと上がると言えます。
JATAC-ATCは、スポーツでの外傷や障害に対して「トレーナー」でありながら「医療」の視点を持って対応できる技術と知識が身につきます。教会では各種研修への参加や、ボランティア活動などもあり様々な経験が積めるようになっています。現役スポーツ選手へのケアを仕事にするきっかけになるのはもちろん、スポーツ選手を目指す子供たちや、健康のためにスポーツをする幅広い年齢層の一般人のケアをする時にもその知識や技術・経験が役立ってくれる事でしょう。
スポーツジムなどのフィットネスも含むスポーツ全般は、ちょっとした事で捻ってしまったり小さな不調につながってしまう事もあります。そんな時にトレーナー・医療療法の面からケアできるJATAC-ATC は、これからより一層増えていくであろう、大人世代のスポーツジム利用者に対して、フィットネスを続けるための身体のケアの相談役として必要とされるはずです。