コアコンディショニング

コアコンディショニングとはどんな資格なのか

近年コアコンディショニングの資格は、健康に対する意識が高まとともに需要が高まっています。ただ、一部の人にとっては「コアコンディショニング」という言葉自体、あまり耳なれないものかもしれません。このページでは、まずこの言葉の意味を説明し、そのあとで資格について紹介しています。

コアコンディショニングとは何なのか

コアコンディショニングは、誰もが赤ちゃんの時に体験している動き・動作をもとにしたエクササイズのこと。体幹(コア)の機能を改めて学び直すものです。

高い意識をもって、健康のために運動を始める人も少なくありません。自分にあった取り組みで、健康状態を改善することに成功している場合もあります。その一方で、生活に運動を取り入れたことにより、身体の状態が逆に悪くなってしまった、という場合も少なくないようです。「ウォーキングを始めたら膝が痛くなってしまった」などの悩みはその典型的な例です。だからこそ、身体の基礎を見直すことが大切です。そのために必要なのがコアコンディショニングなのです。「体幹」の機能を鍛え直すことで、身体的なパフォーマンスをあげていけるよう目指します。

コアコンディショニングの資格

身体のゆがみを直すためのエクササイズを中心に行なうコアコンディショニング。適切な指導ができるようになるための資格があります。資格はレベル別に、つぎのような3段階にわかれています。

取得するための方法(条件)

初級レベルともいえるベーシックインストラクターには試験がありません。取得するには、セミナーを受講することが必要です。ちなみに、アドバンストトレーナーの資格をとるためにはベーシックインストラクターの資格を、そしてマスタートレーナーの資格をとるにはアドバンストトレーナーの資格を所有している必要があります。資格取得は一段ずつレベルアップしていくように設定されています。ここでは、アドバンストトレーナーとマスタートレーナーについて、それぞれの資格を取得する方法をまとめました。

アドバンストトレーナー

次の2つのアドバンストセミナーシリーズのセミナーの受講をする必要があります。

セミナーを修了していれば、資格試験を受験することができます。試験時間は3 時間です。試験内容は次のとおりです。

マスタートレーナー

マスタートレーナーの資格を得るためには、まず次マスターシリーズセミナーを6つ受ける必要があります。

アドバンストトレーナー認定であり、かつ上記マスターシリーズ6単位を修了していれば、資格試験を受験することができます。試験内容は次のとおりです。

活躍の場

コアコンディショニングの資格を取得しているのは、健康運動の指導者やスポーツ指導者などが中心です。そのため、活躍の場も指導側に立つ人に集中します。コアコンディショニングは、健康に対する高い意識を持つ人が増えている現代において、今後も高い需要が見込まれます。体幹の機能を学ぶという性質上、コアコンディショニングは年齢や性別を問わず、さまざまな人のニーズに対応することができるからです。

自身の知識・スキルを広める方法の一つとして、また他の人に教える内容の質を高めるためにも、コアコンディションニングの資格を持つのは有効な手段と言えるでしょう。

トレーナーとしての価値を高める資格

パーソナルトレーナーやアスリートトレーナーとして活躍の幅を広げたいと考えているのであれば、ぜひとも取得しておきたい資格のひとつでもあります。顧客やアスリートの方がそれぞれ持っている、身体の使い方におけるクセやゆがみなどを、ニュートラルな状態に戻すよう指導するスキルは重宝されるはずです。コアコンディショニングの資格を取得すれば、アスリートがより高いパフォーマンスができるようになるためのサポートをしたり、あるいは、アスリートでなくても、正しい方法で運動をしながら身体の状態を改善していけるように指導したりすることができるようになります。

正しい指導を行うことで利用者の状態をより良い状態に導くことができれば、指名されることも増えて、自身の価値の向上だけでなく、安定した利益にも繋がります。先を見据えた一手として、資格取得を検討することは良いかもしれません。