独立するには?

ここではパーソナルトレーナーとして独立開業するために必要な手続き、設備機材や、成功するための考え方を解説しています。

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パーソナルトレーニングジムを開業する際に必要な手続き

パーソナルトレーナーとして独立し、何らかのかたちでジムを開業する際には、手続きが必要になります。最初から法人化するケースは少ないと考えられますが、個人事業主として始めるにしても税務署に開業届を提出しなければなりません。

なぜ税務署かと言うと、開業届と一緒に青色申告承認申請書も提出するからです。開業届は事業を開始してから1ヶ月以内、開業年度から青色申告を希望する場合は、その年の3月15日までに手続きを行います。

青色申告を行わなくても構いませんが、その場合白色申告になって所得税の控除額が減ってしまいます。どちらを選んでも帳簿をつけることには変わらないので、青色申告の方が節税対策になります。極端な話をすれば、すぐに開業届を提出しなくてもパーソナルジムは開業できますが、個人事業主として所得があれば確定申告はしなければならないので、いずれ届出をすることになります。

また厳密には、開業時に都道府県税事務所にも個人事業開始申告書を提出することになっています。個人事業税が関わるものですが、所得が290万を超えるまでは発生しないので、届出をせずに始めることが多いようです。

最初はフリーのパーソナルトレーナーから始めると言う場合でも、個人事業主になるという点は変わりませんので手続きは必要です。よくわからない場合は、税務署で丁寧に説明してくれますので相談しに行くとよいでしょう。

独立開業で必要になる機材と成功させるための心得

独立開業してパーソナルトレーニングジムを運営する際には、スペースの確保と設備機材が必要になります。自宅で開業するのは別として、マンションでも貸スペースでも何らかの場所を借りる場合には資金が必要です。

また確保したスペースには必要機材も用意しなければなりません。本格的なトレーニングマシンの場合は1台100万単位かかることがあります。マシンを使用せずにできるだけ軽装備で始めたいという時でも、以下のようなものが必要になります。

パーソナルトレーニングジムの運営方針によって必要な機材も変わりますが、設備費だけで100万円程度の予算は組んでおいたほうがよいでしょう。

独立開業したらパーソナルトレーニングの仕事以外にも、経理事務や集客のための広告宣伝、営業など様々な業務をこなさなければなりません。個人でスタートする場合は、すべて1人でやる覚悟が必要です。

成功させるためには、個人事業主であっても経営者の意識を持つことです。好きな仕事ができても収益がなければ継続することはできませんし、特に小規模のジムの場合はいかに固定客を獲得できるかがカギになります。

開業に重要なこと

一人ひとりに合ったサービス内容の考案

パーソナルトレーニングジムを開業する際、どのようなサービス内容を提供するかが重要です。マンツーマンレッスンという体制上、一人ひとりに合ったレッスンを用意する必要があります。例えば、2ヶ月短期集中トレーニングや結婚式前のブライダルダイエットコースなどが人気です。他にも食事のアドバイスやリバウンドした場合のサポートなど、思わず通いたくなるようなサービス内容を考案しましょう。

適切な価格を設定する

ジムの相場は2ヶ月で20~30万円ですが、価格は同業者の価格を調査したうえで決めましょう。自分が開業したいと考えている地域周辺で既にジムがある場合、そのジムの価格を確認しておくのがおすすめです。

利用者がジムを選ぶ際、やはり値段を気にします。できるだけ費用を抑えたうえで自分の望む効果を得たいと考えているので、他のジムより高すぎる価格設定にしてしまうと敬遠されかねません。

通いやすい立地を選ぶ

利用者が通いやすい場所に開業することが、集客するうえで大切なポイントの一つです。駅から遠い、車で通いづらいなどアクセスが悪い立地だと、それだけで面倒に感じてしまい利用者のモチベーションが下がってしまいます。継続して利用してもらうためにも、どの交通手段でも通いやすい立地を選ぶのがベストです。

開業に関する知識として、開業資金の調達方法を紹介

貯金をする

融資を受けるのとは違い、返済義務がないのがメリットです。しかし、トータルで数百万以上が必要となる場合だと、貯金だけではかなりの時間がかかってしまいます。開業には場所代だけでなく、器具や設備の費用も含めて資金計画を立てなければいけません。できるだけ早く開業したい場合なら、貯金だけは非効率です。

融資を受けて資金を得る

金融機関から融資を受けることで、貯金よりも効率的に資金を集められるのがメリットです。その際、返済能力があるかどうかの審査があります。この審査を通らないと、融資を受けられません。少しでも高く評価してもらうためには、自分で用意した自己資金がある、開業に関して具体的な計画を立てていることが重要です。

出資をしてもらう

知り合いの投資家がいた場合、パーソナルジム開業に出資してもらうのも一つの手段です。これは投資家が知り合いにいる前提でないとできませんが、独立前にトレーナーとして働いているとさまざまな人と関わるものです。誰かにサポートをお願いしたい場合は、独立前の仕事で交友関係を広げておくと良いでしょう。

まとめ

開業には資金集めも大切ですし、開業後にどのように運営するかも重要となります。いきなり開業するのではなく、実際にジムに就職して経験を積んでおいたほうが利用者のニーズに合った運営をしやすいでしょう。

ジムの中には、条件として特定の資格を保有している必要があるところもあります。これからパーソナルトレーナーを目指すのであれば、NESTA-PFTやNSCA-CPTといった資格取得だけでなく、就職サポートが受けられるスクールや専門学校を選びましょう。

ジムで経験を積み、そのうえで独立すれば開業がスムーズにいくはずです。中にはアフターフォローとして独立開業の支援も行っているところもあります。スクールや専門学校選びでは、独立開業の支援が受けられるかも確認すると良いでしょう。