ここではJHCA-FCの特徴や取得条件、難易度について説明。取得後の活躍の場についても紹介しています。
JHCA-FCとは日本ホリスティックコンディショニング協会(Japan Holistic Conditioning Association)が認定するフィジカルコンディショナー(FC)のことで、これからパーソナルトレーナーを目指す人に適した資格です。
JFCAが行う講習会では運動指導の基礎であるストレッチ・トレーニング・バランスのテクニックを学び、専門的なコンディショニング方法を身につけます。この他、JHCA-FCの上位資格としてJHCA-HC(ホリスティックコンディショナー)、JHCA-HCAD(上級ホリスティックコンディショナー)があります。
資格を取得するためには5ヶ月かけてJHCAが行う全10日間の講習会に参加してFNC(機能的神経―筋コンディショニング)と呼ばれる運動効果を高めるためのトレーニング種目と指導方法を習得した上で認定試験を受けます。
受験資格としてJHCAの会員であることが条件となっており、試験は3月、6月、9月、12月の年4回実施。ベンチプレスやスクワットなどによる鍛錬度チェック、筆記試験、指導ロールプレイングが試験内容となります。
日本ホリスティックコンディショニング協会の目的に賛同し、会費を支払えばどなたでも会員になることができます。JHCA公式サイトの「会員入会・継続申請フォーム」に必要事項を入力して送信するか、専用用紙「会員新規入会・会員継続申請」を印刷して記入後、FAXまたは郵送します。同時に年会費10,500円を、協会の口座へ振り込みすれば完了です。振込み確認後、協会事務局より会員証が郵送されます。 会員の有効期間は1年間。1年後、継続したい場合はもう一度「継続手続き」が必要です。
税込で16,457円です。さらに、認定試験に合格した後、ライセンス登録料に別途5,000円がかかります。
JHCA会員かつJHCA主催の「パーソナルトレーナー基礎講座」カリキュラムを修了し、指定されたトレーニングや基本エクササイズの理論実技を習得した方に受験資格が与えられます。
試験の内容は実技・鍛錬度チェックと筆記試験。3、6、9、12月の年に4回、東京にあるJHCA内で行われます。申込の際は希望の受験日を指定し、試験実施日の10日前までに受験費用を銀行振込み。協会が支払いを確認した後、受験票と案内書類が試験日までに郵送されます。
運動指導において、従来のパーソナルトレーナーやコンディショニングトレーナーよりも1段階上のレベルの資格です。トレーニングのスペシャリストとして、統括的な運動ができる証です。
JHCA会員で、JHCA認定のFCの資格を取得した方のうち、JHCA主催のセミナー、またはアカデミーコースで20時間以上の理論講習と実技講習を受けた方が受験できます。試験内容は実技・鍛錬度チェック、筆記試験のほか、指導ロールプレイングテストの3項目です。
JHCA公式サイトから購入できます。会員ならお買い得な限定特価で入手可能。5,000円以上購入すると送料無料です。「ホリスティックコンディショニング」と「パーソナルトレーナーの為の基礎理論と技術/実践」「パーソナルトレーナーズバイブル」「FNCバランスコンディショニング」とラインナップが豊富。
さらに指導用のマニュアル冊子も多数販売されています。JHCAでは資格取得用のテキストや問題集の販売がなく、試験内容と項目以外は公開されていませんが、サイト内で販売されているテキストから出題される可能性もあると考えたほうがいいかもしれません。ただし、これらの書籍は公式サイト内で売り切れていることがあるようです。その場合は直接JHCAへ問い合わせてみましょう。
JHCA-FC試験の合格率は公表されていませんが、受験資格がJHCA会員であることのみで学歴・経歴などは判断材料にはならないため、それほど合格するためのハードルは高くないと考えられます。ある程度の運動指導の経験は必要ですが、講習会を受けて知識面をしっかり固めることでクリアすることは可能です。
JHCAが全国の大手のフィットネスクラブと連携し活動しているため、パーソナルトレーナーとしてフィットネスクラブでの仕事を希望している人に適しています。資格取得後も講習会でのフォローアップ制度があり、さらにJHCA-HCやJHCA-HCADなどの上位資格を取得することでステップアップすることが可能です。
近年フィットネス業界は盛り上がりを見せており、フィットネスクラブも拡大していることからパーソナルトレーナーのニーズも高まっています。その中でもJHCA-FCはフィットネスクラブの社員として働く場合や、フリーで運動指導者として契約したいと考えている方には取得しておいて損がない資格と言えるでしょう。