ストレスの多い現代社会において、クライアントが抱える心の疲れをケアして癒し元気に導くメンタルフィットネストレーナー。ここでは、メンタルフィットネストレーナーの資格について、特徴や取得方法、難易度、活躍の場、向いている人などを紹介していきます。
メンタルフィットネストレーナーとは、NESTA(全米エクササイズ&スポーツトレーナー協会)が認定しているトレーナー系資格の一種で、心のストレスをケアして元気に導くための資格です。
ストレスの多い現代社会において、人間が本来の元気を取り戻しコンディションを維持するには、体と心の両方の疲れをケアし解放してやらなければなりません。そのサポートを行うのがメンタルフィットネストレーナーの役割です。
心と体の基礎知識、ストレス、カウンセリング、リラクゼーションプログラムなどについて学び、クライアント一人一人の状況を見ながら、ふさわしいレッスンを組み立て、ストレスからの解放を目指して各種のプログラムを実施していきます。
このように、メンタルフィットネストレーナーは、体力面にフォーカスした通常のフィットネスに、心のケアを加えたハイブリッドなトレーナー資格といえるでしょう。
メンタルフィットネストレーナーの資格を取得する方法は、資格を認定しているNESTA(全米エクササイズ&スポーツ トレーナー協会)の日本支部(NESTA JAPAN)宛てに申込みを行い、NESTA主催の講習会に参加した後、在宅にて認定試験を受けることです。試験に合格すれば通知が届き、認定証が授与されます。資格取得までの流れは以下の通り。
受験資格は18歳以上であること。受講料は一般申込みの場合で「63,000円(税込)」、NESTAメンバーシップ会員の場合で「59,000円(税込)」になります。
メンタルフィットネストレーナーの資格を取得するためのハードルはそれほど高くはありません。既述したように受験資格は18歳以上であること以外に要件はなく、試験はテイクホーム(在宅試験)です。試験問題は講習会のプログラム内容から出題されますので、そこを理解できる人は問題なく合格できるでしょう。
講習会のプログラム内容(題目)は以下の通り。
メンタルフィットネスの知識や技術、ケア方法、プランニングのスキルに加え、資格をビジネスに生かすノウハウを学ぶプログラムも含まれている点が特徴的です。
心の健康を支えるメンタルフィットネストレーナーが活躍できる職場は、多岐にわたります。パーソナルトレーナー、カウンセラー、美容セラピスト、医療関係、スポーツ関係などです。メンタルトレーニングが必要な分野ならどこでも資格を活かすことができますし、基本的なトレーナー系の資格を取得した上で、メンタルフィットネストレーナーの資格を取得すれば、活躍の場はさらに広がるでしょう。もちろん、自分自身の精神を整えるために資格を取るという選択肢もあります。
仕事、家庭生活、育児、お金の問題、恋愛、結婚、人間関係、社会不安…etc。現代社会は様々な問題とストレスに満ち溢れています。その中で多くの人が心の癒しを求めており、メンタルケアにおける関心や需要は高く、メンタルフィットネストレーナーの必要性は非常に高いものと思われます。
メンタルフィットネストレーナーに向いているのは、次のような人たちです。
仕事でもプライベートでも、メンタルの問題は誰にでもどこにでも付きまとう問題です。それをケアし整える知識とスキルが得られるメンタルフィットネストレーナーは、多くの方におすすめできる資格です。