いわゆる更年期を迎える45~54歳の中年女性をサポートする「ウィメン 45 スペシャリスト」」の資格について、取得方法やメリット、活躍の場、向いている人を解説していきます。
ウィメン 45 スペシャリストとは、45~54歳の更年期に差し掛かる中年女性の心身の悩みを解決するスペシャリストを養成する資格です。NESTA(全米エクササイズ&スポーツトレーナー協会)が認定しています。
資格取得者は、更年期を迎える女性の身体に起こる変化や心理状態、社会的変化、更年期症状や更年期障害を改善に導く運動プログラム、それを実践するための具体的な戦術などを学び、クライアントの心身をケアする知識とスキルの習得が可能です。
資格取得後はそれぞれの活躍の場において、クライアントが抱える更年期特有の症状や悩みと向き合い、心身の不調や不安を和らげるためのレクチャーやアドバイスを行います。
ウィメン 45 スペシャリストの資格を得るメリットは、更年期を迎える中年女性の現状を理解し、それを乗り越える方法を提示するための知識とスキルが身に付くことです。具体的には、更年期症状や更年期障害による心と体の変化、更年期障害の基準、正しい評価、症状に応じたトレーニング方法やプランニングなど。このような更年期に関する正しい知識とスキルを身に付け、クライアントの症状に応じたアドバイスやサポートを行うことにより、トレーナーとしての信頼を高めることにもなります。
ウィメン 45 スペシャリストの資格を取得するための方法は、資格を発行しているNESTA(全米エクササイズ&スポーツトレーナー協会)に申込みを行い、講習会に参加して認定試験を受け、合格することです。試験に合格すると認定証が授与され、それを持って正式に資格取得が認められます。申し込みから資格を得るまでの流れは以下の通りです。
受験資格は「18歳以上であること」の他は特にありません。男性でも女性でも、18歳以上であれば誰でも受験できます。講習会は東京・名古屋・大阪の3ヶ所で開催されています。試験はテイクホーム(在宅受験)で行われます。
ウィメン 45 スペシャリストは、更年期の中年女性の心身の悩みを聞き、ケアに努める機会のある様々な職場において活躍の場があります。具体的にはパーソナルトレーナーやセラピスト、カウンセラー、エステティシャン、医療従事者、美容業界、鍼灸・柔道整復師などです。頭痛、めまい、不眠などの精神神経系の症状から、動機、寝汗、発汗、ホットフラッシュなど血管運動神経系の症状、下痢、便秘、吐き気など消化器系の症状など、更年期の症状は多岐にわたっていますので、その分だけウィメン 45 スペシャリストの資格を活かせる場面が存在することになります。
ウィメン 45 スペシャリストの資格に向いているのは、次のような方たちです。
トレーナーとして、カウンセラーとして、家族として、立場は違えど何らかの形で更年期を抱える中年女性をサポートしたいと考えている方全てにおすすめできるのが、ウィメン 45 スペシャリストです。